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ご親戚の方から譲り受けられたというベスパ100ビンテージ
各部に気になる事が有ったり、メンテナンス履歴もわからない事も有り
総合的に点検、メンテナンスとカスタマイズのご依頼を頂きました

こちらがBefore-After
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それでは作業内容をご紹介させて頂きます!

変化が一番わかるのはシートの色ですね
それではシートの張替からご紹介

白の車体に白のシートもなかなか良いですが
汚れが気になる事や、所々破れが有るので、綺麗に張替
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ダークブラウンになりました!
金具もピカピカ、PIAGGIOロゴもプリントしました!

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当店では常時サンプル表皮をご用意していますので
張替をお考えの方はお気軽にご来店下さい!!
色、パターン、質感など沢山の種類がございます

次に行ったのは
クラッチの分解点検、少し切れが悪い感じもしますので、
特殊工具を使ってクラッチを分解点検します
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プレートには大きな問題は有りませんが、各部のバリがそのままだったり
アウターとインナーに段付きが見られます
各部処理をして、センターナットのロックワッシャーも
ガスケットも新品に交換をして組み立てます

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この作業を行う事で色々な別の不具合が発見されました
まずはインテークマニホールドブーツの破れ
ビンテージシリーズでは良く見るこのブーツ破れ
エンジンをかなり下に下げないと外れないので
今回の様な作業時、劣化が有りそうな場合は変えておくべき部品です
ここが破れていると、雨天走行時などリアタイヤが巻き上げた水を
キャブレターが吸い込んでしまう事があります
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次に見つかったのが、ブレーキパネルセンターオイルシールからのオイル漏れ
これも良く見る症状
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このオイル漏れによって、ブレーキドラム内にミッションオイルが入り、
ブレーキの効きが悪くなります

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これもオイルシール交換の処置をします
今回はシューへのオイル付着も多く有りましたので、ブレーキシューも交換
ドラムハブもしっかり清掃します
ガスケットも交換しブレーキパネルを組み立てます

今回のご依頼の中に低速トルク不足の解消がございます
50SV 125ET3が4速ミッションの中、100Vだけは3速
2速から3速にした時の回転落ちが多く、3速での低回転のトルク不足は
非常に乗りにくくなります
そこで、ポリーニのチャンバーをノーマルタイプに交換
後ほどキャブレターも確認し、点火時期も確認します
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それではまずノーマルのマフラージョイントを取りつけます
新品を手配しましたが。。。
何でしょう、このバリは、ものすごいバリが残った状態です
しっかり処理してから新品ガスケットを入れ組み立てます
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そしてノーマルタイプのマフラーに交換が完了です

ホイルが外れている状態でワイヤーの交換に移ります
今回はクラッチ、シフト、スロットルを交換します
まずは各部の分解です
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ワイヤーの抜き取りと同時に、ハンドルスリーブもオーバーホールします
新品ワイヤーに交換しても、ここの動きが悪ければ、操作感は完全に良くはなりません
分解してみると、グリスは古く、固まっている所や錆が発生し動きが悪くなっている状態です
汚れ、錆をしっかり磨いて、グリスアップして組み立てます
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次にアウターワイヤーの清掃も行った後、インナーワイヤーにグリスを塗りながら入れていきます
後はしっかり調整を行いますが、クラッチの遊びは大きすぎるとギア操作が固くなります
遊びが少なすぎてはクラッチが滑ります、ハンドルの位置によっても遊びが変化しますので
いかなる時も丁度良くなる様に調整します
シフトワイヤーも遊びの調子は意外とシビア、遊びが小さすぎては、操作は固くなり、ワイヤーにも良くないです
遊びが大きすぎては、操作感がグニャっとなりきキッチリ来ません、私は遊びが丁度有るか無いかの
ギリギリまで調整しますが、そうする事でキッチリとしながらも、軽くスパっと入る様にしていきます
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ワイヤーは最後にカットしますがカット断面も丁寧にハンダ処理、これでほつれなくなります
とても小さな事ですが、丁寧に1本1本処理します
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ミッションオイルは交換済みとの事ですので
これでホイルの取り付けを終わらせて、この周辺作業は完了です

先ほどの低速トルク不足修理に戻ります
キャブレターを分解点検、各ジェットを点検し、ガスケットの交換をしておきます
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そしてこちらもワイヤー交換とハンドルスリーブオーバーホール
スロットル操作も良い感じになりました
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次に行うのは点火系統の点検と調整です
まずはポイントの状態を確認
ついでにクランクシールの漏れも確認しておきましょう
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ポイントは問題無い様ですので、フライホイールを組み、ポイントギャップを点検します
今回はこちらも問題無し
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もちろんスパークプラグの点検もおこないます
今回、スパークプラグは新品へ交換
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いよいよエンジンをかけ点火時期の確認です
結果はかなり進角側に調整されています
チャンバーもポリーニでしたので前オーナー様は高回転を良くしたいとお考えだったのでしょうか
今回は正規の点火時期に戻します、これによっても低回転のトルクを改善する事が可能です
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何度かフライホイールを脱着、ポイントベースの位置を調整し点火時期をピッタリ合わせます
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おっと、若干、遅角側に行ってしまった
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これでピッタリOKです!


今回のご依頼でリアキャリアの取り付けとヘルメットホルダーの取り付けがございましたので
手配、取り付けを行います
当店では、オプションパーツも注文から取り付けまで全てサポートさせて頂いております
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それではここで一旦テストラン!
快調です!!、低速トルクも改善し、各操作も軽く、快適な乗り味
そして何よりかっこいい!!
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今回もう一点カスタマイズのご依頼がございます
タンデムステップの取り付けです
こちらもいつもの様に注文した所、国内入手不可との連絡が入りましたが
ならば当店にて制作してみましょう
純正オプションだったステップはスチールにメッキのかかった品物
ここ鎌倉や逗子、葉山ではすぐに錆びてしまいますね
それならば、ステンレスで作ってしまいましょう
型紙を取り、コンピューターで図面を作り、レーザー加工機用のデータに書き換え
いよいよレーザー屋さんに発注します
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曲げ加工も行い、パイプもオーダー
到着です!
素晴らしい出来具合
当店提携の加工工場は、実績、納期全てにおいて信頼できる加工屋さんです
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ここからは自店で行います
プレートを取り付け、その後パイプをセット、精密溶接の出来る、TIG溶接機(アルゴン溶接機)を使って
溶接していきます
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そしてステップラバーを差し込めば特注ステンレスタンデムステップも完成です
こちらの商品は、単体販売はまだ行っておりません
1台1台に合わせながら組み立て溶接を行っています
有る程度データを取り、単体販売も出来るように準備中です!

こちらの車両はミラーステーもステンレスに交換しました
これでこちらも錆知らずです
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最後の最後に穴の開いてしまったスタンドゴムを交換し完成です!!
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かなりの項目を、点検、調整を行いました。
この様に、1回で全てを整備する方法から、1ヶ所1ヶ所、少しづつ進める方法まで
お客様のご要望に合った点検修理をさせていただきますので
お気軽にご相談下さい

この度はご用命頂き誠にありがとうございました