『バイク』.bmp 
ホンダのレースシーンを語る上で欠かす事の出来ない名車、CR110
そのCR110をモチーフに作られたCB50V ドリーム50
このコンセプトに見合う様、6速クロスミッションへ交換していきます

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早速外装を外し、マフラーなどを外していきます

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エンジンを降ろして、シリンダーヘッド、シリンダー、クラッチを分解

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そしていよいよクランクケースを分解します

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これがミッションです

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それでは今回交換するミッションはこちら
タケガワ、6速クロスミッション

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ノーマルの5速から6速へ増え
レシオをクロス化する事で、今までの3と4速の間や4と5速の間に1速入るイメージ
コーナーでのギア選択が非常に良くなります
3速に落としては回転が上がりすぎ。。。。。
4速では立ち上がりが遅い。。。。
などなど、この間にもう1速有れば。。。
そんな悩みを解決します

モトビレッジ
このキットをこのまま組む事は致しません!
※いや、ご要望に合わせていかようにも致しますが今回はこだわってみました

まずはキットの中から抜粋したパーツと、純正パーツも追加して取り寄せて
WPC処理を致します

WPC処理とは、Wide Peening and Cleaning
今回はそれにプラスしてモリブデンもショットします
詳しくはこちら

簡単にお話しすると、とても小さな粒を高圧で打ち付け
小さな小さなへこみを作ります
それと合わせて打ち込むことで表面硬度を上げます
出来上がった小さなへこみにはオイルがたまり潤滑性向上
更にモリブデン層を作る事で、円滑に作動するようになるわけです

今回WPC処理に選択したのはこの部品
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シフトペダルによって回転、シフトドラムを回すシフターシャフト
※WPCが手前処理されていませんね、この件は後ほど

シフトドラム、シフトフォーク、シフトフォークシャフトです

どの部品もシフト操作にとても重要な部品
取り外したシフターシャフトは一部こすれて光っています
ここがWPC処理されていることでシフト操作が軽くなる事を狙っています
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シフトドラムが回転し、刻まれたレースの中をシフトフォークが通過しレールに合わせて移動します
ここもスムーズに動く事は非常に重要で、摩耗しやすい部分をピーニングで硬度をあげておきます
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それでは純正ミッションとの違いも見ていきましょう
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非常に丁寧に作られていることが一目でわかります
ドグにアンダーカカット加工が施されています
これには驚きました

左が純正、右がタケガワです
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違いはここです
ギアに対し斜めにドグがカットされています
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このカット非常に重要です
すべてのドグにこの加工を行う事は相当な手間がかかります
ここを見た時、このミッションのフィーリングは間違いないと確信しました

ではこのカットで何が良いのか
先端が少しでもかかれば、ギア同士が引き込まれ、確実にシフトされます
仮にかかりが浅くても滑ってギア抜けが起こる事も有りません
トルクがかかればかかるほどに引き込まれます
しっかりとクラッチを切りトラクションを抜いてギアチェンジをすることが必要にはなりますが
ドグの摩耗でギア抜けを起こすミッションの故障を確実に防いでくれます

それではこの素晴らしいミッションを組み立てていきます

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1速、ニュートラル、2速
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3速、4速、5速
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そして6速!!
確実にシフトされています
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ここで折り返し、各部品を組み付け、確実に締め付け、カムタイミングもしっかり確認して
エンジンの完成です
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先ほどご説明が途中だったシフターシャフトのWPC処理
処理された部分とされていない部分が有りましたね
これはエンジンから露出する部分をミリ単位で測定し
防錆がされている部分はWPC処理をしなかったわけです
この辺にもこだわって作業しています
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完成したエンジンを搭載、ヨシムラのマフラーにケイヒンヨシムラMJNのCRmniキャブレターを取り付け全て完成です
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早速テストランへ
結果はもちろん良好

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後日お渡しし乗って帰って頂き早々
このミッションがこのバイクの有るべき姿、とても調子が良いと
お客様には大変喜んで頂けました

この度はご用命頂きありがとうございました
今後もカスタム計画お有りとの事
いつでもご相談下さい