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イタリアのモペット、ピアジオ ciao チャオの修理です
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今回のご依頼は ハンドルなどのメッキが傷んで錆が出てお困りとの事

元々メッキが薄いこの車種、海に近い湘南地域では、綺麗な状態を維持するのは
少し難しいですね

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当店でおすすめする対策
パウダーコートです!

パウダーコートとはいったい何でしょうか?
通常の塗装と違うの??

加工手順とあわせて、違いをご説明致します

まずは部品の取り外しです
モペットも多く入庫する当店では
ペダルクランクを取り外す特殊工具もそろっています!

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今回の品物はメッキがかかっていますので
まずはメッキの剥離から依頼します
この工程を省いての塗装は、また塗装が剥げてきますので必ず行います

サンドブラストという加工で、小さな砂状のブラストビーズを高圧で噴射し
品物の傷んだメッキと錆を落とします

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そしてパウダーコートをしてもらいますが、通常の塗装との違いをご説明します
 通常の塗装は、塗料をシンナーなど溶剤で溶かし、品物に吹き付け
 溶剤が揮発し乾いたら完了です
 
 パウダーコートは粉状の塗料を、静電気を帯びさせた品物に吸着させ
 約200度の温度をかけ、粉状の塗料が溶け、そして焼きつきます

パウダーコートの塗膜は硬く、そして厚くて伸縮性もあり紫外線による色あせもしにくいです
この事から今回の様な、錆などの劣化防止策としては最適な塗装になるわけです

デメリットとしては、粉自体がその色になりますので、調色が難しく、色があまり選べません
粉を焼き付けるので、歪みの無い塗装面にはなりませんので、タンクなど装飾品には向きません
この事からも、ハンドルやウインカーステーなど、平面の少ない部品におすすめです

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今回チョイスしたのは艶消し黒
とても良い仕上がり!

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組み立ててみると、まるで新車からこの色だったようなまとまり
これで錆が出る心配はもうありません!!

ここでひと手間、このままウインカーを組みつけても、
ウインカーは点灯しません

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ウインカーのボディーアースの為に塗料を剥がして組み立てますが
どこにどの程度アースが必要か、ここも判断お任せ下さい
確実にアースさせウインカーの点灯も確認します

とても綺麗になったので、タイヤも新品に交換です

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だいぶすり減り、ひびも入っていますね

フロントはさっと交換し、ブレーキの鳴きが有るとの事ですので、ブレーキもメンテナンス
チューブとリムバンドも傷んでいましたので交換します

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リアは少し特殊なピアジオciao
サイクル駆動用のチェーンと、バイク駆動用のベルトを外します

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マフラーも外してリヤホイルを外しますが、フェンダーが有ると外せないと思いますが
そこは設備のそろった工場です、リフト後方の天板を外しリアホイルを下に抜きます

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自転車の様で簡単に見えますが、やはりバイクはバイクメカニックにお任せ下さい!
リアも同様にタイヤと、チューブとリムバンドを交換

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分解した各部を組み立て、こちらもciao特有の構造、リアハブ内部に組み込まれた
最終減速と、サイクルモードとバイクモードのセレクターが入ったケース内のオイルを交換します

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全体的にとても綺麗になったciao
鎌倉の街には便利でおしゃれなモペットはとても良く似合いますね

この度はご用命ありがとうございました
今後も何かございましたらいつでもご連絡下さい